ヒプマイを考察する無花果様の女

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ヒプノシスマイクの考察をせずにはいられないオタク。

アニソンの話

抜け毛がすごい加藤です。換毛期?

今日は久々に音楽の話をします。アニソンの話です。

 

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アニメソングとは何か?

そもそも「アニメソング」とは何でしょうか。

アニメソングは、主にアニメ作品で使用される主題歌挿入歌イメージソングなどの歌曲楽曲の総称。アニソンと略される。後述の通り音楽技法による分類ではない。

アニメ作品で使用される主題歌・挿入歌・イメージソング以外にも、インスト曲やBGM、そしてゲーム・ラジオドラマドラマCD特撮などの曲、さらには声優のオリジナル曲もアニメソングと称されることがある。

引用:アニメソング - Wikipedia

要するに「音楽技法」ではなく「アニメ作品中で使用されている曲」のことを指す総称のようです。とは言ってみたものの、じゃあ「音楽技法」ってなんだよ、と思い調べましたがよくわかりませんでした。

たぶん、アニソンという定義が非常に曖昧なのは、この点にあるような気がします。

「アニメソング」であれば「どのようなジャンルの曲もアニソンである。」ことが事態をややこしくさせているものと思われます。

 

しかし、だからこそアニソンは面白い。

という流れで、曲を紹介していこうと思います。

 

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アニソンの歴史

その前に、ウィキペディアの要約としてアニソンの歴史をなぞってみようと思います。

 

1960年代〜

それまでも映画・テレビにて主題歌というものは存在していましたが、

アニメにおいては、日本アニメの出発とも言われる「鉄腕アトム」でOP・EDという概念が定着しました。

本編の前後に主題歌が用いられたことで、主人公の活躍や作品のイメージを感じられるスタイルが固まったようです。

黎明期のアニメ主題歌においては「童謡」のイメージが強く、作詞は谷川俊太郎などの著名な文筆家や一般に知られる作曲家が制作していました。

この頃流行したアニソンとしてはオバケのQ太郎行け!タイガーマスクが挙げられます。歌唱は歌手が担当していました。

 

〜1970年代

大手レコード会社である日本コロムビアが、主要アニメスタジオと関係を構築。水木一郎さんを始めとした、アニメソングを専門に歌う歌手が登場します。

この頃流行したアニソンとしては宇宙戦艦ヤマトアルプスの少女ハイジキャンディ・キャンディ」「銀河鉄道999」「ウルトラマン大百科」があげられます。

 

1980年代〜

アニメ業界にOVA作品」が登場したことにより、アニソンの制作数が増加

OVAとは。

OVA(オーブイエー)は、アニメのオリジナルビデオのこと。オリジナル・ビデオ・アニメの略称である。

テレビアニメアニメ映画としてではなく、映像記録メディア(通称「ビデオ」)の形態でリリースされた商業アニメ作品として1983年に登場した。

引用:OVA - Wikipedia

そんな中キャニオンレコード(のちのポニーキャニオン)から発売された「うる星やつら」主題歌「ラムのラブソング」がヒットしたことをきっかけに、アニソンは現代的なニューミュージック(=J-Pop)志向へ変化していきます。

 

ちなみに、ラムのラブソングはこちらの楽曲です(上坂すみれさんカバーVerです)

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日本人なら誰でも聞いたことのある有名なメロディですね。

 

1990年代〜

アニソンが「CDを売るためのプロモーション」として捉えられる傾向に。そういった流れの中で、著名アーティストの提供であって作品内容とリンクしない曲が増加したそう。

るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-OPでは、楽曲をJUDY AND MARYが担当したものの、作品内容とのギャップによりクレームが来たそう。なおCD自体の売上は好調だったようです。

(「そばかす」という曲。今聴いていますが、確かにこの曲、るろうに剣心ではないですね……)

また、この頃流行した曲としては、SLAM DUNK主題歌「君が好きだと叫びたい」があげられます。

この楽曲は、テレビ局サイドがタイアップを持ちかけたもので、以降放送局が制作側とレコード会社の間を取り持つようになったとのこと。

 

2000年代〜

近年ではアニメ作品そのもののコンテンツ力が強まったことも影響し、作品に寄り添った楽曲が増加しました。

また’00年代からは、商業的な側面として「特典商法」が開始。

特典盤通常盤が生産されるようになったのもこの頃からで、音楽を売る以外の利益に繋げることが可能になりました。「アニソン」の商業的価値が上がっていったと言えるかもしれません。

 

歴史の概略は以上です。

ということで、ここで2023年度版、

るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-の主題歌映像をご覧ください。

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アニソンがここに至るまでの過程を知ると、また見方が変わって趣深いです。

 

 

アニソンを紹介します。

さて、というわけで、やっと曲の紹介に移りたいと思います。

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ずっと見てられますね……このMV。

これ、歌詞がまじでめちゃめちゃいいと思った。端々に呪術廻戦ならではの和風で奇っ怪な世界観が見られるんですが、よくよく聞くと心象を歌っていて。

なんというか、どうしようもない呪術世界のやるせなさと、そんな物語中を突っ走っていく虎枝の強さが感じられるような名曲です。

 

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このMVめっっっっっっちゃ好きなんだが??!!!!

妖怪みたいな(鬼滅なので鬼イメージだが)ビジュアルの衣装すげーいい。めちゃめちゃいい。もうちょっと映して欲しかったくらいまである。

最後の鬼が向かってくるシーンとか、実際には逃げてる子がただ恐怖を抱いていただけで、立ち向かってしまえばなんでもなかったというのが非常に印象的。

夢のような不思議な世界の渋谷がとても綺麗です。

 

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もうなにも言うまい。

 

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マジでワンピースのこと1ミリも知らんまま映画見に行ったんですけど、なんだこれは。ってなった。

これ考えた人天才すぎないか?!って、もはや面白いとかそのレベルを超えて混乱した。最後の方とか謎空間で戦ってるの見ながら「ホワ〜〜」みたいになってた。屍やん。

これはさ、ほんとにさ、Adoでしか成立しなかったとしか言いようがない。

もう、すごい。

 

さいごに

呪術被りになっちゃうんですけど、私が一番好きな曲とMV見てください。

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MUSICAだったか、ちょっと何の雑誌だったか忘れちゃったんですけど、King Gnu(常田大希特集?)の特集の最後にインタビュワーの編集後記が載ってて。

そこに「この前のライブは凄かった。それにしても、一途をやっていた時に、自分の後ろにいたギャルが、みんな発声ができない中、本当にすごく何か、あとほんの少しで爆発して叫んでしまいそうになっているのを堪えていたことが印象に残っている。」という旨の文章があって。

なんだか本当に、その光景が浮かんでくるかのような、そんな疾走感という言葉では片付けられないような素晴らしい曲で。私もこれ大好きなんですよね。

そのギャル、またKing Gnuのライブで一途聞けてたらいいな。