この前ラジオSDに「恐るべき大人達」の投稿した人まじでナイスすぎてインターネットストーカーしたい加藤です。
そう、東京事変の話をね、しようと思いまして。
いやほんと、好きな曲をだらだらと語り尽くそうかと思う。私が見て楽しいこと書くので暇だったら読んでください。暇じゃなかったら暇にしてきてください。
これが東京事変ていうバンドの「恐るべき大人達」っていう曲です。ライブVerなので入りが若干音源と違いますが、雰囲気はこれです。
そう、なんでラジオSDにこれが投稿されたかというと、この曲が、ジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」っていう小説をもじってるんじゃないかと言われてまして。
たぶん投稿者の方もそういう意味でメールしたんだと思うんですよね。斉藤壮馬も本を元ネタっぽく曲書いてることがあるから似てるなって。
実はその回聴いてないので、もしこの話されてたら申し訳ない。
事変で一番好きな曲これなんですわ。
東京事変て、2012年の閏日に一度解散したんです。CDが売れないと言われている時代にこれくらい売れたからもういいかなって。そんなことをインタビューで読んだ。
その解散発表直前に発表されたのがこの曲。解散前アルバム「color bars」の一曲目です。
このMVが公開された時「なんで女史(林檎さん)のほくろが復活してるんだ…?」って様々な憶測を呼びましたね。それからしばらくして解散が発表されましたが。
いやまじ最後の椎名林檎宇宙一かわいいだろ。もはやこのはにかみを見るために動画を再生してるよ私は。
演技をしているんだ
あなただってきっとそうさ
当事者を回避している
突き刺す十二月と伊勢丹の息が合わさる衝突地点
少しあなたを思い出す体感温度
新宿は豪雨
誰か此処へ来て
青く燃えてゆく東京の日
椎名林檎の描く東京観って、正しいのに夢なんですよね。 新宿伊勢丹前という実在する場所をなぞりながら、そこが冷たくも思い出深い街であることを感じる。
そして歌詞の中にいる人物を、聴く人に想像させるのが上手い。
MAQuillAGE(マキアージュ)のCMソング。
林檎さんご本人が出演され「一度だけ、ライクアバージン。」とアカペラで歌っているのが印象的なCMです。私はあのCMの椎名林檎を見てからショートカットにしかできなくなった。
まじでもう、あのCMがなければ今の私の価値観は存在し得ない。めちゃくちゃ好き。
女の子はお砂糖と薬味(スパイス)とで出来ている
イギリスの古い伝承の「マザーグース」という童謡が元ネタらしいです。そこに「女の子はお砂糖とスパイスと素敵な何かで出来ている」という一節があるとか。あまりに言い回しが良すぎる。
「女の子は誰でも」の両A面として収録されたのがこの曲。今は亡きウォータリングキスミントのCMソングに起用されていました。
すべてを手に入れる瞬間をごらん!
・・・・スローモーション・・・・
音楽なんて一方通行で時間の流れは存在しないはずなのに、この一文だけで長い瞬間を感じる。どうしたらこんな文章を思いつくんだろうか。
余談だけど、このウォータリングキスミントのCMが流れ出して、2・3週間後くらいに東日本大震災が起きたことを今も思い出す。好きなCMだったのに、あの頃ACのCMしか流れなくなったのが印象的で、10年経っても鮮明に覚えてる。
ということで最後の曲です。
「新しい文明開化」
全編英詞。しっかり訳すとちょっと違う意味になると思うんだけど、一応公式が出している和訳はこれらしい。
あまりに好きだな、ってなってしまう。なんだろうね、ラストの衝撃は。こんなに明るい曲調でそんな締めをしちゃうんだ、そういうとこだよ本当に…って思う。
さいごに
ちなみにここで書いた曲は「大発見」というアルバムにほぼ全て収録されているので、良ければ流してみてください。あと「color bars」です。
「color bars」はなるべく最後に聞いた方がいい。さいごの曲はさいごに聴くのがいい。