ヒプマイを考察する無花果様の女

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ヒプノシスマイクの考察をせずにはいられないオタク。

ミッドサマーをディレクターズカット版から見てしまった

朝から電車が止まることほど煩わしいものはないと清少納言枕草子で申しておりました、加藤です。

 

地味に本日誕生日を迎えた加藤なのですが、0時を迎えた瞬間何をしていたかと言うと成人男性がフルチンで走り回る映像を見せられていました。ミッドサマーがそんな映画だなんて聞いてなかったです。しかも初見でディレクターズカット版から見てしまった。

 

「映画館ではモザイクかかってたけど、さすがディレクターズカット、ハハ」と教えてくれる友人と見ましたが、地獄みたいなギャグ映画だったので感想を書きたいと思った。ちなみにお下品オンパレードなので苦手な人ごめん。

 

 

ミッドサマーとは

原題読みだとミッドソマーらしい。先行して海外で公開されていた時から、ネットで話題になっていた映画。北欧の牧歌的な映像の中で人を殺しまくるみたいなグロさがウリです。

youtu.be

 

ミッドサマーの最悪なところ

人が死ぬ→イェイ!みたいな感じ。

ノリ軽と思うじゃないですか。いやマジでこの語彙が合ってる。俺たちの村、こういう宗教やから見てて!っていう。

そして我々観客側も、その様子を丸々見せられるっていう。人が飛び降りたらちゃんと飛び降りた瞬間と死体状態まで、ご丁寧に隅まで見せてくれます。親切なのか不親切なのかわからん。グロが苦手な人は間違いなく無理な映画です。

 

ミッドサマーの最高なところ

描写がキモすぎるレベルにすごい。

主人公が今どんな気持ちで、どんな風に世界が見えているのかが映像から過剰なレベルに伝わってくる。一回見ただけじゃ絶対わからないところまで作り込んでて意味がわからない。監督の趣味を限界まで突き詰めて作った映画なんだと言うことがすごいわかる。

 

ストーリー

大学生のダニーは、妹の一家心中で家族全員を失ってしまいます。

そんな彼女の拠り所は、彼氏くらいでした。しかしそんな状況下、彼氏が男友達だけで旅行を計画していたことが発覚。気まずくなってしまった彼は、主人公も旅行へ誘います。

ということで、主人公ら一行は「ホルガ村」という、不穏な無印良品みたいな村へと向かうことに。

そのほのぼの村の夏至祭に、主人公たちは参加することになるが...というお話。

 

印象的なシーン

もうドストレートで言うと、主人公の彼氏が村の娘とセックスしてるシーンが超ド級にヤバくて笑い死にました。

なんで!?誰なの!?急に歌うの!?ツッコミが追いつかなくて本当に面白い。最終的にこれ、冒頭の「フルチンで芝生を走り回るシーン」に繋がるんですけど、確かにあの状況で外出たらそうなるわな(笑)と謎の感情が込み上げてきて面白かった。

ミッドサマーのこと鬱映画だと思ってたけど、鬱の人が出てくるギャグ映画でした。グロが平気ならけっこう楽しめると思う。

ちなみに、序盤飛ばしても話わかるので初見はいいかもしれない。2週目で序盤が面白そう。

 

さいごに

note.com

イカれてないレビューがあったので、ぜひどうぞ。

ディレクターズカット版で、勇敢な美少年のシーンが追加されているんですけど、あの子が助かったっぽいのだけは救いですね。あの流れがあったからこそのダニーが村人に迎合してしまったんでしょうけど。そういう心理操作というか、本当に描き方がすごいなあと思いました。

エログロナンセンスが好きな人はハマると思う。面白かったです。

 

余談:ファントムフィルムの配給する映画全部大好き人間だし、ミッドサマーが好きな人たぶん娼年も好きだよ(改めて見直したら人に勧める映画じゃなかったけど、RTA面白いから見て欲しい)