こんにちは、加藤です。
自分の書いた記事読みながら心荒んでるなと思いました。文章ってその時の精神状態わりと反映されてますよね。わかりやすい。
久しぶりに服記事でも書こうと思います。ストックなんですが許して。
ちなみにこれの続きの記事です。
GUCCI_グッチ
前回も紹介したGUCCI。
太古の昔にグッチオ・グッチさんが設立したブランド。
2015〜現在のデザイナーはイタリア出身アレッサンドロ・ミケーレさん。デコラティブな異素材使いで有名な方です。
冒頭イタリア語?何言ってるかわかってませんが素晴らしすぎる。お察しかと思いますが、キリストみたいな方がアレッサンドロ・ミケーレさんです。
最初にメイクルームに通され、ショーではフィッティングの様子を魅せるという構成。裏方の仕事がよく見える。アレッサンドロ・ミケーレのショーはメッセージ性が強いなといつも思います。
出典:グッチ(GUCCI) 2020-21年秋冬ウィメンズ&メンズコレクション - ファッションプレス
ミケーレのGUCCIは、かわいい×ハードなど異素材の組み合わせや、目立つ色使いなどが特徴。
右のモデルさんは日本人で関根なつみさんという方です。モデルでありながら慶応法学部卒という才女。
VALENTINO_ヴァレンティノ
ファッションには「世相が反映されやすい」という特徴がありまして、このショーは派手さはないけどそこがよく体現されていると感じた。
見てわかる通り、コロナ後の世の中で出席者は皆マスク、客席の間が取られています。
そして廃工場のようなロケーションに、造園の演出。静かな音楽。
出典:ヴァレンティノ(VALENTINO) 2021年春夏ウィメンズコレクション - ファッションプレス
ヴァレンティノは流れるようなドレープが特徴のブランド。2枚目ちょっと和っぽいですね。
1枚目のジーンズはリーバイスとのコラボアイテムでして、流行のスキニーともワイドパンツとも違うブーツカット。最近ベルボトム(フレアパンツ)よく見かけません?若い人よく黒いブーツカット履いてる気がする。
てかオートクチュールのコレクションめちゃくちゃいいから見て。トリムマウいる(オタク)
BALMAIN_バルマン
バルマンのショーだとこれが一番好きかも知れん。
うーん、なんだろう。好きですね。
生地はギラギラしてるし色もド派手なんだけど、それらがくどくなく女性らしく見える。ヒールの形すごいな。
出典:バルマン(BALMAIN) 2018-19年秋冬ウィメンズコレクション - ファッションプレス
ヴィトンのオーロラ偏光のバッグはこれより後だから、バルマンの方が先行ってたなと今調べてみて思った。オーロラ偏光の破壊力ってすごいですよね、輝きに絶対目いっちゃうもん。
SAINT LAURENT_サンローラン
あまりに良では…。もはや言葉なんていらないという気概を感じる。
それは、マニッシュであり、エレガントであり、フェミニンでもある。
出典:サンローラン(Saint Laurent) 2021年春夏ウィメンズコレクション - ファッションプレス
いくらシルエットをこねまわしたって、結局はこういうスタイルに帰ってくるんだなと思う。
普遍で不変。
さいごに
サンローランのムービーがあまりに良すぎでは。
引用元のファッションプレスのレポ記事を見ると、今季(21SS)のサンローランは「物事の本質とは何か」がテーマらしい。
ファッションて結局、とんでもない美女にとんでもなく美しい服を着せて、最高に美しく撮ることでしか完成しないと思う。けど、やっぱりそれってどこまでいっても完成しないんですよね。だって史上最高の美女なんてこの世に存在しないし、史上最高のエレガンスもこの世に存在しないから。
それでもなるだけ、分かってても美しいものを作り続けたいと思うから、繰り返す流行にまた新しい解釈を取り込んで変わり続けていくのがファッションで。でもサンローランのコレクションのようにシンプルが最も美しいと思う瞬間もある。
そうやって揺らぐからこそ、服はただ変化し続けるし、それを観測することに「ファッション」の意味があるのではと個人的には思う。