ヒプマイを考察する無花果様の女

ヒプマイを考察する無花果様の女

ヒプノシスマイクの考察をせずにはいられないオタク。

山田一郎ソロ曲「俺が一郎」考察

 

こんにちは。

今回はヒプノシスマイクの主人公格、山田一郎の「俺が一郎」について書きます。

とはいえ題名が語る通り、考察する場所が少ない自己紹介のような曲なので、かなり悩みながら記事にしています。短いですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

山田一郎、公式設定

誕生日―7月26日

年齢 ー19歳

身長 ー185cm

体重 ー68kg

職業 ー萬屋ヤマダ

元【The Dirty Dawg】メンバー。

 

山田家長男。

萬屋ヤマダの経営者。

かつてはイケブクロでは名を知らない者がいないほどの不良だった。

情に厚く、困っている者は見捨てられない正義感。

兄弟思いで面倒見が良いため、誰からも慕われている。

アニメ鑑賞が好きで、ラノベは新刊を全て読み漁るほどのオタク。

ヨコハマ・ディビジョンの碧棺左馬刻とは犬猿の仲。

引用:

CHARACTER|男性声優キャララップバトル『ヒプノシスマイク』オフィシャルサイト

 

いつから不良だったのか

「かつては」という表現が入っていますが、H歴がまだ3年(spoon 2DI no.41より)だという点を踏まえると、女が権力を握るより前から不良だったのか(当時15、16歳)気になるところですね。

仮にH歴に入る時(or 入った後)不良になったのだとすれば、元号が変わる際に起きた出来事が彼に深く関係していたと考えることもできます。

 

萬屋ヤマダとは?

これは純粋な疑問なのですが「萬屋」が一体なにを指しているのか不思議です。

いわゆるフィクションにおける犯罪スレスレの「何でも屋」なのか、池袋の下町に今尚残り現実に存在する、「商店よろず屋」なのか。もしかしたら、親から引き継いだ商店「萬屋ヤマダ」を山田一郎が経営しながら「何でも屋」の仕事もしているのではないかと、私は密かに期待しているのですが。

 

 

「俺が一郎」歌詞

端的に言うと自己紹介以外のなにものでもない歌詞で、考察する部分がなかったです。

ただ節々に、本人も意図しないでろう謎が散らばっていたので、まとめてみました。

  1. 「疼きだすぜ あの日の古傷が」
  2. 「これが伝説のヒプノシス  MIC」
  3. 「筋通すため歌うから」

 

①古傷を負わされた相手とは

左馬刻である可能性もありますが、ドラマトラックを聞いてみると、一郎は中央区の壁に強い執念を抱いている様子が伺えます。これを聞くとH歴にひっくり返った時に、現政権の誰かにひどい仕打ちを受けたのではという仮説も立てられると思います。

追記:2020/02/18 

そういえば、一郎がなぜ中王区に恨みを持っているのかは未だによくわからないですね。

零が父親であることが明かされたわけですが、二郎と三郎には父親のことを隠していたわけですし、理由があり父親の元から逃げたor零の存在が一郎にとって都合が悪いということでしょうか。いや、でも零自身に事情があって一度兄弟から離れなければならなかったとも取れますね。ひとつわかったと思ったら無限に謎が出てくる…。エヴァ関連で言えば母親が誰かもキーになってきそうです。

 

ヒプノシスマイクの希少性

まぁ実際のところ「ヒプノシスマイクはこれから神コンテンツになるぜ!」という意気込みの歌詞なのですが。ちなみにZeebraさんのゴールデンマイクという歌のオマージュです。

まあラップとしての歌詞は一度置いておいて。これはヒプマイ全編を通した謎なのですが、ヒプノシスマイクマイクは日本にどの程度流通しているのでしょうか。

MTCのドラマトラックで、裏取引されていることや警察が所持を許されていること、理鶯のプロトタイプマイクについても語られましたが、それがいつから存在しているのかなどは不明です。山田一郎はチームを組むと決めた時に、次郎と三郎にマイクを授けていますが、そのマイクは一体どこから来たのでしょうか?

 

③筋を通すため=目的があって歌っている。

バトルのために中王区へ出掛けるシーンで一郎は壁に向かって強い敵意を示しています。彼が歌っている理由は、現政権を打倒するためとみて間違いないでしょう。

ところで、俺が一郎には「仲間や家族、兄弟のためだ」という歌詞も挟まれています。兄弟、は二郎と三郎であることがわかりますが「家族のため」とは一体誰のことを指しているのでしょうか。もしかして中王区(現政権)を打ち倒さなければ助けられない家族でもいるのでしょうか?情報があまりにないので考察できませんが、中々大きな謎だと思います。

 

 

 

MCネーム、ビッグブラザーの謎

曲の考察からは離れてしまいますが、私が一番気になっているのは一郎のMCネームです。わかる人には馴染みのある名前かもしれませんが、ジョージオーウェルの著作「1984」にでてくる架空の人物です。1984ディストピア小説の先駆けで、超有名な作品です。

無花果が一郎に脅しをかけている場面を見ても、ヒプノシスマイクの世界観自体、わりとディストピア寄りかなと私は思っていました。そして何より、ヒプノシスキャンセラーが登場したことで、1984との関わりは一層顕著になったと感じました。特に、最近の情報ですが、ヒプノシスマイクを通しては本音しか言えない(spoon 2Di No.41より)ところを、それすら阻害する道具(本音を強制的に封じる)が完成したという点で1984との共通点は大きいと言えるでしょう。

 

 

 

さいごに

散文になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

他のディビジョンに比べ、キャラの設定が割と普通めで埋もれがちなイケブクロ・ディビジョンですが、MVなどを見ていても主人公は山田一郎であることは確実ですし、彼が何らかの重大な設定を持っている可能性は高いでしょう。

今の所、本当に見せ場も少ないのが残念です。木村昴さんのラップももっと聞きたいところですし一郎の続報に期待したいと思います。